10月22日呼ばれてないけど勝手に日本縦断ツアーがスタートを切った。
その名の通り、呼ばれてないけどツアーを強行するのだ。
主な目的は、中東ヨルダンの人の温かさを伝えるための旅。
ただ単にひとりで旅行するだけじゃ、多くの人に会えないので、毎晩ヨルダンにまつわるトークイベントを行うのだ(呼ばれてもないのに)。
全国の友人や紹介してもらった方々を頼りに、全日程17日間、11箇所でトークイベントを開催します!!
<ツアー日程>
10/22(月)福岡出発!新門司港からフェリーで関西へ
10/23(火)関西からフェリーで小樽へ20時間の船旅
10/24(水)夜 小樽到着
10/25(木)北海道小樽市 @Otaru YaDo 【呼んでないのにやって来た。ヨルダンの話を聞きに寄る夜】▼https://www.facebook.com/events/300616667198483/
10/26(金)果てしない移動日
10/27(土)福島県JICA二本松訓練所 訪問 秋の感謝祭に参加
10/28(日)神奈川県 江の島で友人の結婚式パーティにアラブ人の格好で参加
10/29(月)東京都内 医療従事者向けスタディツアー説明会 【第1回ヨルダンスタディツアー説明会・トークイベント】 ▼https://www.facebook.com/events/1941474639231605/?ti=icl
10/30(火)岐阜県 垂井町 トークイベント予定
10/31(水)鳥取県 浜村 @喫茶ミラクル ハロウィントークイベント 【ヨルダンって知ってる?呼ばれてないけど勝手に日本縦断中ツアーin鳥取】 ▼ https://www.facebook.com/events/2128919640696073/?ti=icl
11/1 (木)山口県山口市 @山口大学 学生主催トークイベント 【呼ばれてないけど勝手に日本縦断ツアー@山口】 ▼https://www.facebook.com/events/248457719131816/
11/3 (土)福岡県北九州市 @Spital
11/4 (日)大分県竹田市 @御客屋敷 月鐘楼 Okyakuyashiki Gesshourou
11/5 (月)熊本県 長洲 @カフェあゆたり【『夜の長洲』~スピンオフ 夜談(よるだん) 】▼https://www.facebook.com/events/272228926742726/
11/6 (火)長崎県雲仙 @Guest House Tsudoi
11/7 (水)佐賀県 基山@基山フューチャーセンターラボ 【呼ばれてないけど勝手に日本縦断ツアーin佐賀】 ▼https://www.facebook.com/events/2157069047899939/?ti=icl
11/8 (木)福岡県柳川市スナックうずしお ゴール
《ツアーエピローグ》
11/9(金)福岡市博多区 コスモポリタンズセミナー講演
▼ https://m.facebook.com/cosmopolitans.seminar/
(ほんとコーディネートしてくださった方々ありがとうございます)
そんなわけで出発!!
(出発前、本を240冊乗せて、全部売り切ると意気込むヨルダン鬼丸)
さあ出発!!
順調に
順調に
新門司港まで到着!!
ここからフェリーで新大阪南港まで行くのだ!!
そう意気込んで、フェリー乗り場で順番を待つ。
係員「はいー、あなたの車は背高だから、こっちで待機ねー!」
そう言われて、外のレーンで先に進む乗用車を見送る。
(多分、その大量な車が先に行かないと順番が回ってこないな)
(よし、今のうちにFacebookでLive配信をしよう!)
そう思い、エンジンを落として、スマホ片手にLive配信をしながら、出来上がったばかりの「みんなの所によるだん号(モバイルハウスの愛称)」を見せびらかす鬼丸。
視聴者の反応に味をしめたのか、調子に乗ってインスタでもLive配信。
(ふー!満足満足!)
そう思いながら、これから始まる旅を想像しながら、夜風を浴び、フェリーを眺めていた。
そう、これから始まる大冒険を想像して…
係「はーーーい、そろそろ順番ですよー」
そう言われ、黄昏れていた鬼丸は車内に戻る。
そして、再びよるだん号が豪快なエンジン音と共に目を覚ます。
よ「・・・カスススス。」
鬼「おい、どうしたんだ、よるだん号!」
よ「・・・。」
虚しくスピードメーターの横で赤く点滅するバッテリーのアイコン。
鬼「どうしてだよーーー!!」
よるだん号の異変に気付いた係員が小走りでやってくる。
鬼「大変です!!よるだん号が…動かなくなったんです!!」
係「あ、はい、これバッテリーが上がってます」
鬼「あ、そうなんですね」
係「ライト付けっぱなしだったでしょ」
鬼「あ、ほんとですね」
そう言った時には係員は背中を向け、遠くに走って行った。
(ブースターがあればなんとかなるか。よかったよかった)
手際よく、ブースターをよるだん号に繋ぐ係員。
係「はい、もう一度エンジンをかけてください」
鬼「甦れ!!よるだん号ーーー!!!」
よ「カカ…ポススス」
係「あら、ダメですね」
鬼「ダメ??」
よ「…」
係「もう一回、クラッチとアクセル踏んでエンジンかけてください」
鬼「いっっけーーー!!!!今こそ甦れ、よるだん号ーー!!」
よ「…(もはや反応なし)」
係「…」
鬼「…(あ、これやばいやつですか??)」
係「もう一回しましょう」
鬼「いっっけーーー!!!!今こそ甦れ、よるだん号ーー!!うぉーー!!」
よ「…(もはや反応なし)」
係「…」
鬼「…(あ、やっぱりこれやばいですよね??)」
係「…もう一つ持ってきますね」
鬼「あ、はい」
5分後。
よるだん号のハンドルは、僕の手汗でじっとりしていた。
最後の頼みの綱のブースターの到着と共に係員が言い放った言葉があまりに衝撃的だったからだ。
係「あ、これでダメだったら諦めてくださいね」
鬼「なんだとー!!!」
鬼「まだ柳川から北九州までしか移動していないんだぞ!」
(呼ばれてないのに勝手に日本縦断しようとしているのに、このままだと福岡縦断で終わってしまう)
僕はこの日一番の高らかな声でこう叫んだ。
鬼「いっっけーーー!!!!今こそ甦れ、よるだん号ーー!!うぉーー!!」
よ「ククククク、グイイイイン!!!グググググ…」
待ち焦がれたエンジン音だった。
鬼「やったぜー!!!!」
なんとも言えぬ達成感を味わう鬼丸。
これぞ何が起きるか分からぬ旅。
これだから旅は楽しいのだ(←また福岡県も出られていない)
こうして僕を乗せたよるだん号は無事にフェリーに乗り込むことに成功した。
いざ、新大阪南港へ!!
「よるだん号、ありがとう」